外部記憶

他人に取って価値がないが、自分が忘れることに忍びないため残したい記憶・記録を記す外部記憶装置

前職の同僚たちと飲みに行った

今持ってる思いがすぐ揮発しそうなので、まだ頭へ残っているうちに書き出しておく。

人間関係リセットグセがあった。というかある。 地元を離れるとき、高専卒業、親元を離れるとき、大学卒業、退社、それぞれでほぼすべての関係を断ち切っていた。 やっているSNStwitterだけでFacebookやLineのようなものは一切していない。

必然友人と言える人間はまったくいない。またはそう思ってくれていた人たちとの関係も一切断ち切ってきた。 Lineには自分が入って数百未読のグループがある。

昔読んだ小説の中で「友達を作ると人間強度が下がる」という言葉があったが、別にそれへかぶれていたわけではない。 アララギくんの場合は少なくとも選択肢があるらしいが、自分の場合はどうしようもなく他人とうまく行かず、結果関係をすべて断ち切ってリセットする必要があっただけだ。

何気ない言葉がターニングポイントになることがある。 性格に言うと、体に溜まった様々な言語化されない経験が言葉によって形を持った考えになるような。

「友人とは一生付き合っても良いと思える他人である」

どこで読んだのか覚えていないのだが、こんな言葉だったように思う。

思えば、今まで付き合ってきたどんな他人も一生付き合うのはごめんだと感じていた。 またそう感じていたからこそ、他人に対して平気で行き過ぎた批判や攻撃が行えていた。

そんなことを考えつつ今の会社を退職しようと思ったとき、ふと前職の元同僚のメンバーが思い浮かんだ。 彼らは一生付きあえる人たちだったなあと。

そう思ったら彼らと話がしたくなり、始めて自分で声を掛けて今日飲み会をやってみた。

まったく中身がなく、話そうと思っていた内容もまったく話せなかったが楽しかった。 今まで飲み会でまた参加したいと思ったことなど一度もなかった気がするが、これはまたやってもいいなと思った。

現職の同僚と連絡を取り合うことはすぐには難しいかもしれない。 でもまた連絡してもよいかと思えた。

喧嘩別れしたような形で一切連絡を取ってない、大学時代の友人や家族ともまた連絡を取るのもいいかもしれない。